ザ・トレードデスクが決算受け大幅高 ７億ドルを上限とする自社株買いも発表＝米国株個別

　広告マーケティングのザ・トレードデスク＜TTD＞が大幅高。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、ＥＢＩＴＤＡとも予想を上回った。売上高は予想範囲内。ガイダンスも公表し、第１四半期の売上高は予想以上を見込んでいる。同社はまた、７億ドルを上限とする自社株買いを承認した。

　同社は、昨年のデジタル広告のほぼすべての分野で市場をアウトパフォームし、それは代理店やブランドとの関係性を高め、オープン・インターネットの価値を示した。多くの広告主がコネクテッド・テレビ（ＣＴＶ）やリテールメディアなどの急成長中のチャンネルに引き寄せられ、また、同社が開発したクッキーに代わる新しい広告識別子「ユニファイドＩＤ ２．０」のトレンドが今年は加速すると見ていると述べている。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.38ドル（予想：0.33ドル）
・売上高：4.91億ドル（予想：4.91億ドル）
・EBITDA（調整後）：2.45億ドル（予想：2.30億ドル）
・EBITDAマージン（調整後）：50.0％（予想：46.7％）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：3.63億以上（予想：3.63億ドル）
・EBITDA（調整後）：0.78億ドル（予想：0.75億ドル）

（NY時間10:46）
ザ・トレードデスク＜TTD＞　62.31（+12.39　+24.82%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美