ニューズ・コーポが決算受け下落 約1250人の人員削減を発表=米国株個別
メディア・情報サービスのニューズ・コーポレーション<NWSA>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。同社は今年中に全体の5%にあたる約1250人の人員削減を行うとも発表した。為替のほか書籍出版部門および不動産情報部門の売上減が逆風となった。
アナリストは「EBITDAが30%減少したのは、インフレと為替のほかに、主にダウ・ジョーンズとニュースメディア部門でのコスト増が原因だ」と分析。そのほか、書籍出版部門の低迷、不動産情報部門の持続的な圧力にも言及した。定額制ビデオ配信の「Foxtel」は唯一の明るい話題だという。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.14ドル(予想:0.21ドル)
・売上高:25.2億ドル(予想:25.8億ドル)
不動産情報:3.86億ドル(予想:3.99億ドル)
サブスク・ビデオ:4.62億ドル(予想:4.87億ドル)
ダウ・ジョーンズ:5.63億ドル(予想:5.63億ドル)
書籍出版:5.31億ドル(予想:5.44億ドル)
ニュースメディア:5.79億ドル(予想:5.87億ドル)
・EBITDA(調整後):4.09億ドル(予想:4.06億ドル)
(NY時間10:36)
ニューズ・コーポ<NWSA> 18.86(-1.73 -8.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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