午前の円高一服も戻りは鈍い=東京為替概況
午前の円高一服も戻りは鈍い=東京為替概況
先週後半のドル安円高基調が継続する形で、ドル円は昼前に127円23銭を付けた。昨年5月30日以来のドル安円高圏。先週末に127円台半ばを割り込んで少し戻して週明けの市場を迎えると、朝方は行き過ぎ感を警戒した買い戻しに128円台を一時回復。128円20銭を付けた。しかし、週明けの市場でも10年債利回りが0.5%を一時超えたことで、円買いの動きが優勢となり、127円台を再び付けた。昼前にかけてドル売り円買いが続いた。
昼過ぎも127円台前半での推移となっていたが、その後少し買い戻しが入り127円台後半へ上昇。米国勢がキング牧師の日で休場となることで取引参加者が少なくなっており、行き過ぎた円買いに警戒感が出ていた。
ユーロドルはドル安基調が強まる中で、朝の1.0830前後から1.0874を付けた。先週末は対円でのユーロ売りに押される場面も見られたが、先週木曜日の米CPIを受けたドル売り基調が根強い。
ユーロ円は先週金曜日に140円40銭前後から138円ちょうど近くまで大きく売られた。その後少し買い戻しが入って週末の取引を終え、週明けは138円台前半スタート。その後ドル円の買い戻しなどに138円93銭まで買い戻しが入ったが、ドル円が再び売りに回ると、138円台半ばを挟んでの推移となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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