米新築住宅販売件数は予想外の増加=NY為替速報
日本時間0時に発表になった11月の米新築住宅販売件数は年率換算で64.0万件に予想外の2カ月連続での増加となった。予想では減少が見込まれていた。
住宅ローン金利が月後半に高水準から若干緩和されたことで、需要が幾分安定したことを示唆している。月半ばに30年物住宅ローン金利が7%以下に下がったことと、建設業者のインセンティブが高まったことが需要を下支えした可能性がある。
ただ、住宅価格は高止まりしており、FRBがタカ派姿勢を変えない中で、来年も米住宅市場の逆風は続くと見られている。今週初めに発表されたNAHB指数によると、住宅建設業者のセンチメントは今年に入ってから毎月低下しており、これは過去最長の期間となっていた。
為替市場はまちまちの反応を示しており、ドル円は133円ちょうど付近、ユーロドルは1.06ドル台前半での推移が続いている。
米新築住宅販売件数(11月)00:00
結果 64.0万件
予想 60.5万件 前回 60.5万件(63.2万件から修正)
米新築住宅販売(11月)
販売件数 64.02万件(60.5万件)(年率換算)
中間価格 47.12万ドル(48.47万ドル)
平均価格 54.36万ドル(53.34万ドル)
在庫水準 8.6ヵ月分(9.3カ月分)
()は前回
USD/JPY 133.03 EUR/USD 1.0615 GBP/USD 1.2048
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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