スターバックスが決算受け時間外で株価上昇=米国株個別
スターバックス<SBUX>が引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。インフレが高まる中でも、米消費者がラテをより多く購入したことが貢献した。同社の代表的な製品であるラテとフラペチーノが値上げにもかかわらず、消費者が依然として購入する贅沢品であることが示された。注文1件当たりの消費額も増加。
同社は声明で「戦略的な値上げを主に北米で行った。営業利益率はインフレによる圧力に加え、バリスタへの給与アップとトレーニング、仕事をしやすくするための設備改善などの施策を反映し低下した」と述べた。
また、6000店舗以上を展開する中国では、ロックダウンにより売上高が制限された。それでも、中国での既存店売上高は予想よりは良かった。
時間外で株価上昇。
(7-9月・第4四半期)
・既存店売上高:7.0%(予想:4.1%)
北米:+11%(予想:+7.8%)
海外:-5%(予想:+8.2%)
中国:-16%(予想:-22%)
・1株利益(調整後):0.81ドル(予想:0.72ドル)
・売上高:84.1億ドル(予想:83.1億ドル)
・営業利益率(調整後):15.1%(予想:14.3%)
(NY時間16:41)時間外
スターバックス<SBUX> 86.90(+2.22 +2.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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