マクドナルドが決算受け上昇 値上げでも客数が増える=米国株個別
マクドナルド<MCD>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。高インフレの中でも消費者がフライドポテトやハンバーガーにもっとお金を払っても良いということが証明された。
今回の好業績は業界全体が値上げを行っている中で、同社がいかに顧客獲得に成功しているかを明確に示している。米国では値上げにもかかわらず客数が増加し、オンラインおよびモバイル販売、主力商品、デリバリーが業績を押し上げた。
ケンプシンスキーCEOは「マクロ環境の不透明で当面の見通しを立てるのに苦労している。それでも、弊社は競争力のあるポジションで事業を展開している」と述べた。
原材料や人件費の高騰は依然として課題で、1株利益は予想を上回ったとはいえ、前年から6%の減少。ドル高が収益性を低下させている。
(7-9月・第3四半期)
・既存店売上高:9.5%(予想:5.8%)
米国:6.1%(予想:3.7%)
海外直店舗:8.5%(予想:5.6%)
海外ライセンス:16.7%(予想:9.1%)
・1株利益(調整後):2.68ドル(予想:2.57ドル)
・売上高:58.7億ドル(予想:57.0億ドル)
・営業利益(調整後):27.6億ドル(予想:27.2億ドル)
(NY時間09:49)
マクドナルド<MCD> 264.60(+7.99 +3.11%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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