UPSが決算受け上昇 投資家に安堵感も=米国株個別
貨物輸送のUPS<UPS>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。
同社は声明で、ピークシーズンの需要の落ち込みが輸送市場を揺るがす中、通期の目標達成に向けて順調に進んでいるとしている。同社のトメCEOは「より良く、より大きく戦略を追求し、利益率を高め、需要の変動を克服している」と述べた。
この数週間、ライバルのフェデックス<FDX>などの貨物輸送全体の企業から、輸送量の低迷やマクロ環境の課題について繰り返し警告を受けていたこともあり、今回の結果は投資家に安堵感を与えているようだ。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.99ドル(予想:2.85ドル)
・売上高:241.6億ドル(予想:243.0億ドル)
米国内小包:153.7億ドル(予想:152.0億ドル)
国際小包:48.0億ドル(予想:48.3億ドル)
サプライチェーン・フレイト:39.9億ドル(予想:42.9億ドル)
(通期見通し)
・売上高:1020億ドル(予想:1016億ドル)
・営業利益率(調整後):約13.7%(予想:13.7%)
・設備投資:約50億ドル(従来:約55億ドル)(予想:55億ドル)
(NY時間09:40)
UPS<UPS> 171.61(+4.06 +2.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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