【北欧通貨】ドル高基調に押される、スウェーデン経済への警戒感も=スウェーデンクローナ
【北欧通貨】ドル高基調に押される、スウェーデン経済への警戒感も=スウェーデンクローナ
ドルクローナはドル高クローナ安基調が継続。歴史的にロシアとの対立が続く同国にとって、ここにきてのウクライナ情勢の悪化はクローナ安の材料に。物価高を受けた積極的な利上げによる経済への影響を懸念する動きが広がる中、先週生産関連の指標が軒並み弱く出たこともクローナの売りを誘っている。マーケットは13日のスウェーデン消費者物価指数をにらむ展開。前年比で10.5%見込みと、二けたに乗せる伸びが見込まれている。
ドルクローナは先週の10.80台から昨日の海外市場で11.30台に乗せてきた。直近11.34台と高値をわずかながら更新する動きに。対円でも軟調地合いで、先週の13円30銭台乗せから、昨日12円80銭台まで。ドル円の上昇もあり12円90銭台を回復の場面も、東京市場に入ってもクローナ売りが続く中で直近12円85銭を割り込んでいる。
SEKJPY 12.848

執筆者 : MINKABU PRESS
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