エヌビディアが決算受け時間外で株価下落=米国株個別
エヌビディア<NVDA>が引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表した。同社は今月初旬に第2四半期の暫定決算をすでに公表していたことから数字に驚きはない。1株利益は前年の半分、売上高は3%増に留まった。注目は第3四半期のガイダンスだったが、売上高は59億ドル前後と予想を下回っている。
同社のファンCEOは声明で「厳しいマクロ環境下でサプライチェーンの移行を進めているが、必ず乗り越えられる」と述べた。また、第3四半期のゲーミングとプロフェッショナル・ビジュアライゼーションの売上高は、OEMやチャネル・パートナーが現在の需要に合わせるために在庫水準を縮小させているほか、同社の次世代の新製品に備える中、前四半期比での減少を見込んでいる。
パソコン部品の需要低下が懸念されているよりも深刻である可能性を示した。同社はゲーム用PC向けチップの需要減少について、厳しい市場環境を理由に挙げているが、今回のガイダンスは低迷が長引きそうなことを示唆している。
決算受け時間外で株価下落。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.51ドル(予想:0.50ドル)
・売上高:67.0億ドル(予想:67.0億ドル)
データセンター:38億ドル
ゲーム:20.4億ドル
プロフェッショナル・ビジュアル:4.96億ドル
自動車:2.20億ドル
・粗利益率(調整後):45.9%
・FCF:8.24億ドル(予想:24.6億ドル)
(5-7月・第2四半期見通し)
・売上高:59億ドル±2%(予想:69.2億ドル)
・粗利益率(調整後):64.5~65.5%(予想:60.7%)
(NY時間16:36)時間外
エヌビディア<NVDA> 168.45(-3.77 -2.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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