ブリンカーが決算受け下落 予想下回る通期の見通しを嫌気＝米国株個別

　カジュアル・レストランのブリンカー・インターナショナル＜EAT＞が下落。取引開始前に４－６月期決算（第４四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回った一方で、１株利益、売上高は予想範囲内となった。ただ、株価は冴えない反応を示している。通期の１株利益および売上高の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。

　同社のホックマンＣＥＯは、「就任後６０日間、レストランでオペレーターとして多くの時間を過ごし、意見交換をした。４つの壁の経済性を大幅に改善し、厳しいインフレの逆風を相殺し、短期的な売上げの勢いを構築するために迅速な介入を行っている」と述べた。

（４－６月・第４四半期）
・既存店売上高：5.6％（予想：4.6％）
・1株利益（調整後）：1.15ドル（予想：1.15ドル）
・売上高：10.2億ドル（予想：10.1億ドル）
・レストラン営業利益率：10.3％（予想：13.2％）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：2.45～2.85ドル（予想：3.69ドル）
・売上高：39～40億ドル（予想：40億ドル）

（NY時間10:25）
ブリンカー＜EAT＞　29.44（-0.90　-2.97%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美