ズーム・ビデオが決算受け大幅安 通期見通しを下方修正=米国株個別
ズーム・ビデオ<ZM>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内となった。ガイダンスも公表し、通期の売上高および1株利益の見通しを下方修正した。
同社のステッケルバーグCFOは声明で「法人向けは引き続き好調だったものの、ドル高やオンラインビジネスの業績、及び四半期末に売り上げが偏重したことが影響を及ぼした。企業が弊社のプラットフォームに魅力を感じているのは、その革新性とモダンなアーキテクチャが理由だ」と述べた。
アナリストは、「オンライン事業の減収が電話および法人向け事業の好調を相殺した。ただ、ズーム電話の売上高は明るい話題であった」としている。一方、「ガイダンスの下方修正は保守的ではない可能性がある」とも付け加えた。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.05ドル(予想:0.92ドル)
・売上高:11.0億ドル(予想:11.2億ドル)
・FCF:2.29億ドル(予想:3.12億ドル)
・過去12カ月の売上高が10万ドル以上:3116件(予想:3115件)
(8-10月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.82~0.83ドル(予想:0.91ドル)
・売上高:11億ドル(予想:11.6億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.66~3.69ドル(従来:3.70~3.77ドル)(予想:3.76ドル)
・売上高:43.9~44.0億ドル(従来:45.3~45.5億ドル)(予想:45.4億ドル)
(NY時間09:39)
ズーム・ビデオ<ZM> 84.91(-12.53 -12.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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