シティ、ソブリン証券の取引について規制機関が調査=米国株個別
シティグループ<C>は政府および規制機関が、同行によるソブリン債など政府関連証券の取引について調査していると明らかにした。ブルームバーグが伝えた。この日の当局への届け出によると、シティは調査に協力している。どの機関が担当しているかについては明示していない。
届け出ではこれとは別に、対ロシア制裁によって、ロシアのソブリン債の価値に関して約1億3000万ドルの評価損計上を強いられたと説明。これは業績に響いたが、金利や為替商品のトレーディング収入は4-6月(第2四半期)に66%急増した。
シティは過去何カ月にもわたって、ロシアへのエクスポージャーの削減に努めており、同国から消費者向けと商業向けバンキング事業の両方を最終的に撤退させるとこれまでに表明している。ただ、ロシアへのエクスポージャーの価値は4-6月に84億ドルに増加。同行はルーブル高を理由に挙げた。
株価は軟調に推移しているものの、このニュース自体への反応は限定的。
(NY時間10:31)
シティグループ<C> 51.43(-0.18 -0.34%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。