OPEC月報 ウクライナ戦争が下半期の需要回復予測のリスク
OPECはこの日公表した月報で、下半期に石油需要が力強く回復すると予想しながらも、ウクライナ紛争や長引くパンデミックがその脅威になるとの見解を示した。ブルームバーグが伝えた。
OPECは下半期の世界石油消費量が平均で日量310万バレル増の同1億180万バレルと、パンデミック前の水準を上回ると予測。ただ、インフレ圧力や新たな感染拡大、ロシアのウクライナ侵攻による経済的影響によって、その回復予想が外れる可能性もあると注意を促した。
OPECは「現在の地政学的動向やパンデミックを巡る不確実性が下半期の終わりまで、パンデミック前の水準に戻るとの予想にかなりのリスクをもたらし続ける」と指摘した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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