反発、根強い供給ひっ迫懸念で=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=119.41(+0.91 +0.77%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.91~1.04ドル高。その他の限月は1.19~2.04ドル高。
生産目標が引き上げられている一方で石油輸出国機構(OPEC)プラスの実際の生産量が伸び悩んでいることや、中国の需要回復期待が相場を押し上げた。厳格な行動制限が続けられている反面、北京や上海では経済活動が再開に向かっている。イラン核合意の修復協議が停滞していることも支援要因。
時間外取引で7月限の方向感は限定的。前日終値付近で売り買いが交錯した。通常取引開始後も上げ下げを繰り返す展開だったが、117.14ドルまで軟化した後に120.36ドルまで上昇し、プラス圏を維持して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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