スナップが急落 第2四半期の見通し下方修正=米国株個別
スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が急落しており、本日のIT・ハイテク株の重石となっている。前日引け後に第2四半期の売上高とEBITDAの見通しについて、既に示しているガイダンスの下限を下回ると発表したことが嫌気されている。マクロ環境が予想よりも早く悪化したことを理由に挙げている。
同社のスピーゲルCEOは従業員に充てたメモで「多くの企業同様に、われわれはインフレと金利の上昇、サプライチェーン問題と労働力の混乱、そして、プラットフォーム政策の変更、ウクライナ危機の影響などに直面し続けている」と述べた。
今回の発表を受けてアナリストからは「マクロ環境の悪化がデジタル広告に及ぼす影響に警鐘を鳴らすことになるだろう」とのコメントが出ていたほか、「マクロ環境の悪化に伴う広告主および予算の減少や意欲低下により、同社の広告オークション市場では、すべての広告フォーマットにおいて入札密度と価格設定が低下している」との見解も聞かれた。
(NY時間09:39)
スナップ<SNAP> 13.89(-8.58 -38.18%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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