クラウドフレアが決算受け大幅安 売上高の伸びに不満も＝米国株個別

　ソフトウエア開発のクラウドフレア＜NET＞が前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、１株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表しており、第２四半期の売上高見通しが予想を上回ったほか、通期の売上高見通しも上方修正した。

　ただ、株価は冴えない反応。今回の決算を受けて複数のアナリストが目標株価を引き下げた。売上高は５０％伸びたものの、ＩＰＯ以来の最小の上昇率で不十分だという。決算で気に入った点はたくさんあるが、顧客企業数の伸びが鈍化しており、フリーキャッシュフローも未達だったとも指摘している。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：0.01ドル（予想：0.16ドル）
・売上高：2.12億ドル（予想：2.06億ドル）
・粗利益率（調整後）：78.7％（予想：78.4％）

（４－６月・第２四半期見通し）
・1株損益（調整後）：-0.01～0.00ドル（予想：+0.26ドル）
・売上高：2.26～2.27億ドル（予想：2.18億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：0.03～0.04ドル（予想：0.035ドル）
・売上高：9.55～9.59億ドル（従来：9.27～9.31億ドル）（予想：9.30億ドル）

（NY時間13:34）
クラウドフレア＜NET＞　65.89（-11.92　-15.32%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美