エッツィが決算受け大幅安 ガイダンスに失望感＝米国株個別

　ｅコマースのエッツィ＜ETSY＞が大幅安。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想の範囲内となった。一方、第２四半期のガイダンスで予想を下回る売上高見通しを示し、商品取扱高も予想を下回ったことが嫌気されている模様。マクロ的な背景とパンデミックからの経済再開に関連した課題が見通しを圧迫している。アナリストからも、冴えないガイダンスと短期的な見通しの欠如の要因は、近い将来の逆風にあると指摘されていた。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：0.60ドル（予想：0.60ドル）
・売上高：5.79億ドル（予想：5.76億ドル）
　　マーケットプレイス：4.27億ドル（予想：4.25億ドル）
　　サービス：1.52億ドル（予想：1.48億ドル）
・商品取扱高：33億ドル（予想：33億ドル）
　　携帯での割合：66％（予想：64.2％）
　　海外での割合：44％（予想：42.3％）
・アクティブ・セラー：765万（予想：750万）
・アクティブ・バイヤー：9510万（予想：9750万）
・EBITDA（調整後）：1.59億ドル（予想：1.50億ドル）

（４－６月・第２四半期見通し）
・売上高：5.40～5.90億ドル（予想：6.29億ドル）
・商品取扱高：29～32億ドル（予想：34.4億ドル）

（NY時間09:46）
エッツィ＜ETSY＞　90.86（-18.47　-16.89%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美