リフトが大幅安 予想下回る見通しのほか、ドライバーへのインセンティブ強化を嫌気=米国株個別
配車サービスのリフト<LYFT>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益が調整後で予想外の黒字だったほか、売上高が予想を上回った。オミクロン株の感染拡大で今年初めは利用が落ち込んでいたものの、その後は底堅い需要に支えられた。
同社のポールCFOは声明で「第1四半期の結果はわれわれの予想を上回った。需要増加とドライバーの供給回復によって推進された」と述べた。
ただ、同社株は売りが強まっている。第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、ドライバーへのインセンティブ強化を発表したことで利益圧迫への懸念が高まった。
しかし、アナリストからは、市場の反応は行き過ぎとの指摘も出ている。ドライバーへのインセンティブ引き上げが短期的に利益に影響することは認識しているが、需要回復と高いサービス水準の重要性に対する経営陣の強気を反映したものだと捉えているという。
(1-3月・第1四半期)
・1株損益(調整後):0.07ドル(予想:-0.06ドル)
・売上高:8.76億ドル(予想:8.44億ドル)
・EBITDA(調整後):0.55億ドル(予想:0.14億ドル)
・アクティブユーザー:1780万人(予想:1801万人)
・アクティブユーザー単価:49.18ドル
(4-6月・第2四半期)
・売上高:9.50~10.0億ドル(予想:10.2億ドル)
・EBITDA(調整後):0.10~0.20億ドル
(NY時間10:26)
リフト<LYFT> 20.06(-10.70 -34.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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