スターバックスが決算受け上昇 中国は大幅減も米国が好調=米国株個別
スターバックス<SBUX>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、既存店売上高が予想を下回った。感染拡大に伴う規制が影響し、中国での既存店売上高が予想以上の大幅減となったことが影響した。通期のガイダンス公表も中止された。
ただ、株価は上昇。米国での既存店売上高が予想を上回ったことで安心感が広がっている。アナリストは、「決算は予想通りの内容ではあったものの、米既存店売上高が予想を上回り、中国の業績悪化を相殺した。既存店売上高の伸びについては、値上げなどの要因に加え、従業員への報酬やドライブスルー、モバイル注文、デリバリーの継続的な勢いなどによって支えられた」という。
「同社はトレーニング、賃金、設備、社内コミュニケーションに2億ドルを投資し、さらにデジタル注文では、配達先の顧客からのチップに関するオプションを充実させ、提携先へのプレッシャーも軽減し、全体としてより良い環境を実現している」とも指摘した。
(1-3月・第2四半期)
・既存店売上高:7.0%(予想:7.5%)
北米:+12%(予想:+8.7%)
米国:+12%、予想 +8.9
海外:-8%(予想:+1.9%)
中国:-23%(予想:-6.5%)
・1株利益(調整後):0.59ドル(予想:0.60ドル)
・売上高:76.4億ドル(予想:76.2億ドル)
・営業利益率(調整後):13.0%(予想:13.7%)
(NY時間09:53)
スターバックス<SBUX> 79.73(+5.40 +7.26%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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