AMDが決算受け上昇 需要が引き続き堅調=米国株個別
AMD<AMD>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、第2四半期、通期とも予想を上回る見通しを示した。
同社は声明で「主力製品に対する需要は引き続き堅調で、通期ガイダンスの上方修正は既存事業の拡大と、買収したザイリンクス事業の追加を反映した」としている。「EPYCサーバー・プロセッサーの収益が3四半期連続で2倍以上になったことを筆頭に、各事業が前年比で2桁の大幅成長を遂げた」とも述べた。
ただ、PC需要の減速が懸念される中で、アナリストからは目標株価の引き下げが相次いでいた。その一方で、「数字は非常に強く、第1四半期の結果と第2四半期のガイダンスは、ほぼすべての項目で進展が見られた。サーバー、組み込み、セミカスタムでの力強い成長はPCの逆風を相殺する以上の効果も期待できる」との評価も聞かれる。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.13ドル(予想:0.92ドル)
・売上高:58.9億ドル(予想:53.0億ドル)
・粗利益率(調整後):53.0%(予想:51.8%)
・FCF:9.24億ドル(予想:12.3億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:63~67億ドル(予想:60.3億ドル)
・粗利益率(調整後):54.0%(予想:52.9%)
(通期見通し)
・売上高:263億ドル(従来:215億ドル)(予想:240.8億ドル)
・粗利益率(調整後):54.0%(予想:53.2%)
(NY時間09:38)
AMD<AMD> 96.60(+5.47 +6.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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