ティルレイが決算受け大幅高 ２４年度末の売上高目標を維持＝米国株個別

　大麻のティルレイ・ブランズ＜TLRY＞が大幅高。取引開始前に１２－２月期決算（第３四半期）を発表し、売上高は予想を下回ったものの、コスト削減が奏功し、１株利益は予想外の黒字となった。

　アフリアとの統合によるコストシナジーは、現在までに７６００万ドルを達成。５月末までに予定より５カ月早く８０００万ドルのシナジー目標を達成し、２０２３年度にはさらに２０００万ドルのシナジーを創出する見込みだと発表。

　同社のサイモンＣＥＯは声明で、「第３四半期は主要事業部門と地域のすべてで進展と勢いがあった。２０２４年度末までに売上高４０億ドルという目標達成に向けた段階を迎えている」と述べた。

（１２－２月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.09ドル（予想：-0.07ドル）
・売上高：1.52億ドル（予想：1.57億ドル）
　　大麻：0.55億ドル（予想：0.57億ドル）
　　流通販売：0.62億ドル（予想：0.68億ドル）
　　飲料用アルコール：1960万ドル（予想：1740万ドル）
　　ウェルネス：1470万ドル（予想：1140万ドル）
・EBITDA（調整後）：1010万ドル（予想：1190万ドル）
・FCF：-4770万ドル

（NY時間10:43）
ティルレイ・ブランズ＜TLRY＞　7.75（+0.72　+10.24%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美