エクスペンシファイが決算受け大幅安=米国株個別
請求書やコーポレートカードなど企業の経費管理のシステムサービスを提供するエクスペンシファイ<EXFY>が大幅安。10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益は予想外の赤字だった一方、売上高は予想を上回った。EBITDAも予想外の赤字となっている。
第1四半期のガイダンスも公表しており、予想を下回る売上高見通しを示したほか、同社は今後、四半期ごとの見通しを提供しないとも述べた。
アナリストからも慎重な見方が示されている。第1四半期の業績見通しがパンデミックによる影響を反映して弱かったため、混迷を極めた決算発表となった。
四半期ごとのガイダンス公表の見送りについては、長期的な成長フレームワークへの置き換えが逆に不確実性を悪化させる可能性が高いと指摘した。一方、株価はペナルティーボックス圏内で推移する可能性が高いものの、これは買い場のように見えるとも指摘した。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.82ドル(予想:0.08ドル)
・売上高:4040万ドル(予想:3910万ドル)
・EBITDA(調整後):-689万ドル(予想:+458万ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:3860~3960万ドル(予想:4080万ドル)
・課金ユーザー:68.4万ー70.2万人
(NY時間10:34)
エクスペンシファイ<EXFY> 16.67(-1.99 -10.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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