ゲームストップとAMCが反落=米国株個別
ゲームストップ<GME>とAMC<AMC>が反落。NY証券取引所は本日、両銘柄の株価が取引開始直後に上昇した後、急速に商いを伴って下落したため、一時的に両銘柄の売買を停止していた。
両銘柄はミーム株の象徴的な銘柄だが、今月中旬以降のウォール街の広範な買戻しの中で、両銘柄は大きく上昇した。段特に理由はないが、本日はウクライナ情勢に楽観的な見方が広がる中で、一部の投資家から利益確定売りが出ている可能性もありそうだ。4月以降の株式相場の本格的な上昇を期待して、他の主力銘柄への乗り換え需要もあるのかもしれない。
ゲームストップは先週、コーエン会長が同社株を10万株追加購入したことをきっかけに動意づき、67%もの上昇を記録。一方、映画館チェーンAMCは貴金属採掘のハイクロフト・マイニング<HYMC>の株式を大量購入し、全く異業種への投資を発表したことをきっかけに動意づいている。しかし、財務状況が不安定なハイクロフトの大量購入の動きは、多くのウォール街のストラテジストを混乱させた。
ただ、ミーム株に集中的な買いが入るということは、投資家のリスク許容度はまだ健在である証拠とも言えるのかもしれない。
(NY時間13:36)
ゲームストップ<GME> 179.82(-9.77 -5.15%)
AMC<AMC> 29.15(-0.19 -0.63%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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