広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は6日ぶりに反落 パウエル議長はタカ派なFOMCを追認=米国株概況

株式 

NY株式21日(NY時間16:20)
ダウ平均   34552.99(-201.94 -0.58%)
S&P500    4461.18(-1.94 -0.04%)
ナスダック   13838.46(-55.38 -0.40%)
CME日経平均先物 27120(大証終比:+390 +1.44%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は6日ぶりに反落。一時400ドル超下落する場面が見られた。昼にパウエルFRB議長の講演が伝わり、株式市場は下げ幅を拡大。議長は、必要なら毎会合で0.25%を上回る利上げを実施する意向を示し、必要に応じて中立金利を上回る引き締めに動く可能性も示唆した。先週のタカ派なFOMCを追認する内容となった。

 市場は引き続きウクライナ情勢の動向に関心を集中させているが、ロシア軍が苦戦との報道もあり、市場には停戦合意に向けて楽観的なムードが続いている。ただ、交渉の行方は慎重に見守っている状況。

 先週は2020年11月以来の最高の週となった。約1カ月前のウクライナ危機発生で生じた損失をすべて取り戻し、停戦交渉に対する楽観的な見方と割安なバリュエーションの魅力が投資家を引き戻している。

 ただ、先週の反転とボラティリティ低下が持続できるかが最大の注目点。市場からは、「供給懸念によるコモディティ価格の歴史的高騰は緩和される気配がなく、インフレに対する警戒感は温存されている。景気回復を軌道に乗せながら物価上昇圧力を抑えるために先週、FRBは基本的にもっとやらなければならないことを市場に告げた。一方で、FRBの積極姿勢で経済が減速し、ソフトランディングが実現しないことも恐れている」との声も聞かれる。

 市場の弱気派からは、「最近の反発はたちの悪い弱気相場のあや戻しで、売却もしくは、よりディフェンシブなポジションを築く好機」との指摘も出ている。米経済は拡大期の後期にあり、この反発を利用してポジションをよりディフェンシブに組み直すべきだという。

 きょうはボーイング<BA>が下落しダウ平均を圧迫。中国東方航空が運航するボーイング737-800NGが中国南西部の広西チワン族自治区で墜落。同機には132人が搭乗していた。

 GM<GM>、フォード<F>といった自動車が軟調。アナリストが供給制約とコスト上昇を理由に、GMの目標株価を従来の55ドルから50ドルに引き下げた。

 クラウドを使った分析アプリを手掛けるのアナプラン<PLAN>が大幅高。投資会社のトーマ・ブラボーが同社を107億ドルで買収することで合意した。

 テレビ視聴率調査でも有名なマーケティング会社のニールセン<NLSN>が反落。先週、投資会社エリオットを含む、投資コンソーシアムが同社買収で協議と伝わった。同社の企業価値を1株25.40ドルと見積もった提案だったが同社は、「成長期待を適切に株主に補償するものではない」とし、提案を拒否した。

 再保険のアリゲニー<Y>が大幅高。バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が116億ドルで買収することで合意した。全て現金での買収で1株848.02ドルとなる。先週末終値よりも25%高い水準。

 バイオ医薬品のイミュノジェン<IMGN>が大幅安。同社の卵巣がん治験薬「ミルベツキシマブソラブ」のSORAYA試験の結果を受けてアナリストが投資判断を「中立」に引き下げたことが嫌気されている。

 原油・ガス、バイオディーゼルなどの資源探査を手掛けるインペリアル・ペトロリアム<IMPP>が急落。公募増資を発表した。

 英サッカークラブでNY市場に上場している英マンチェスター・ユナイテッド<MANU>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。

ボーイング<BA> 185.90(-6.93 -3.59%)
アナプラン<PLAN> 64.60(+14.01 +27.69%)
ニールセン<NLSN> 22.76(-1.68 -6.87%)
アリゲニー<Y> 844.60(+167.85 +24.80%)
バークシャー<BRK/B> 349.66(+7.25 +2.12%)
イミュノジェン<IMGN> 4.30(-0.96 -18.25%)
インペリアル・ペトロリアム<IMPP> 1.50(-0.87 -36.71%)
マンチェスター・ユナイテッド<MANU> 13.71(+0.57 +4.34%)
GM<GM> 43.61(-1.21 -2.70%)
フォード<F> 16.48(-0.38 -2.25%)

アップル<AAPL> 165.38(+1.40 +0.85%)
マイクロソフト<MSFT> 299.16(-1.27 -0.42%)
アマゾン<AMZN> 3229.83(+4.82 +0.15%)
アルファベットC<GOOG> 2729.57(-6.46 -0.24%)
テスラ<TSLA> 921.16(+15.77 +1.74%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 211.49(-5.00 -2.31%)
AMD<AMD> 115.92(+2.46 +2.17%)
エヌビディア<NVDA> 267.34(+2.81 +1.06%)
ツイッター<TWTR> 37.44(-0.33 -0.87%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FX口座 カテゴリランキング

パートナーズFXnano 42

ドル円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.0 銭(原則固定・例外あり)

セントラル短資FX 19

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.6 銭(原則固定・例外あり)

みんなのFX 17

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.9 銭(原則固定・例外あり)
FX口座 スプレッド比較

GMO外貨 53

ドル円 176
豪ドル円 105
トルコリラ円 39

トライオートFX 51

ドル円 172
豪ドル円 100
トルコリラ円 37

ヒロセ通商 51

ドル円 170
豪ドル円 107
トルコリラ円 37
FX口座 スワップ比較

▶︎ 総合ランキングはこちら

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます