イルミナが決算受け下落=米国株個別
遺伝子解析のイルミナ<ILMN>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アナリストからは、同社は1月に暫定決算とガイダンスをすでに発表していたため驚きはなく、むしろ、新製品に関するアップデートに焦点が当てられるという。
現在の株価は、グレイル社に対する負の価値を見ているほか、今後の重大な規制事象の発生リスクを示唆しているという。グレイル社は、がん診断技術を手掛ける企業で、同社から一旦スピンオフしたものの、昨年に買い戻した。
ただ、同社の基調トレンドは強固であり、2022年のガイダンスは2018年以前で最も速い2年間の成長の積み上げを示唆しているとも述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.75ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:12.0億ドル(予想:11.4億ドル)
・粗利益率(調整後):71.5%(予想:69.5%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.00~4.20ドル(予想:4.09ドル)
・売上高:14~16%増で据え置き
(NY時間10:27)
イルミナ<ILMN> 345.31(-12.77 -3.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。