スナップが決算受け急伸 メタの懸念を払しょく=米国株個別
スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が急伸。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株利益が予想を大きく上回った。第1四半期の売上高見通しも予想を上回っている。同社は上場後初の黒字計上。
前日はメタ<FB>が決算を受けて急落し、同社も大幅安となるなど警戒感が強まっていたが、今回の決算はその懸念を払しょくした格好となった。
今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げの動きも相次いでいる。同社はアップル<AAPL>のiOSプラットフォームのセキュリティ規則変更をうまく利用しながら、堅実な成長を達成していると指摘。売上高は22年に26%、23年に39%の成長が可能だとしている。ただし、広告市場へのに懸念は残るとも指摘した。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.22ドル(予想:0.11ドル)
・売上高:13億ドル(予想:12億ドル)
・EBITDA(調整後):3.27億ドル(1.79億ドル)
・FCF:1.61億ドル(予想:1.14億ドル)
・1日アクティブユーザー数(DAU):3.0億人(予想:3.2億人)
・契約者1人当たり平均収入(ARPU):4.06ドル(予想:3.81ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:10.3~10.8億ドル(予想:10.2億ドル)
・EBITDA(調整後):0ドル(0.24億ドル)
(NY時間09:50)
スナップ<SNAP> 35.54(+11.04 +45.07%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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