続伸、オミクロン株に対する警戒感後退で需要下振れ懸念後退=NY原油概況
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=73.79(+1.03 +1.42%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.03~1.09ドル高。その他の限月は0.47~1.10ドル高。
新型コロナウイルスのオミクロン株に感染しても重症化しにくいとの認識が各国のデータから裏付けられているなかで、需要下振れ懸念や供給過剰見通しが後退している。今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報では原油と製品の在庫を足し合わせた石油在庫が2018年以来の低水準を更新しており、需要超過が続いている可能性がある。
時間外取引で2月限は前日までの流れを引き継いで買いが優勢の場面もあったが、失速すると72.27ドルまでマイナス転換した。ただ、売りに勢いはなくプラス圏へ切り返すと通常取引終盤にかけて73.95ドルまで上昇した。中心限月として約1ヶ月ぶりの高値を更新している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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