オラクルが決算受け大幅高 クラウド関連が好調=米国株個別
オラクル<ORCL>が大幅高。前日引け後に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウド関連が好調だった。同社はクラウド事業の拡大に努め、アマゾン<AMZN>やマイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG>など競合他社とのギャップを埋める努力を継続してきた。今回はその成果が出た格好となった。
同社のキャッツCEOは声明で「今回の力強い結果はインフラとアプリケーションのクラウド事業が22%成長したことによって促進された。年間の売上高は110億ドルに近づいている」と述べた。
今回の決算を受けてアナリストからの投資判断や目標株価の引き上げが相次いでいる。「第2四半期の結果とガイダンスは、今後の成長加速の可視性を示した。また、同社の積極的な資本配分はこの先の需要に信頼感を高めていることを示唆する指標とも言える」と語った。
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.21ドル(予想:1.11ドル)
・売上高:103.6億ドル(予想:102.1億ドル)
クラウド・ライセンス:75.5億ドル
ハードウエア:7.67億ドル(予想:8.09億ドル)
サービス:8.02億ドル(予想:7.91億ドル)
・営業利益(調整後):48.6億ドル(予想:45.6億ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.85~0.95ドル(予想:0.91ドル)
・売上高:57~62億ドル(予想:58.1億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.85~0.95ドル(従来:0.85~0.95ドル)(予想:0.91ドル)
・売上高:57~62億ドル(従来:58.1~59億ドル)(予想:58.1億ドル)
(NY時間09:48)
オラクル<ORCL> 103.18(+14.41 +16.23%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。