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ダウ平均は600ドル超下落 オミクロンよりもむしろ、パウエル証言で売り加速=米国株前半

株式 

NY株式30日(NY時間12:31)
ダウ平均   34533.55(-602.39 -1.73%)
ナスダック   15509.05(-273.78 -1.77%)
CME日経平均先物 27500(大証終比:+30 +0.11%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。前日はひとまず落ち着いていたが、きょうの市場はオミクロン株への警戒感が再び強まっている。モデルナ<MRNA>のバンセルCEOがメディアとのインタビューで、「オミクロンに既存のワクチンの効果は薄い」との発言をきっかけに、市場には再びリスク回避の雰囲気が広がった。

 きょうの米株式市場の下げは、オミクロンよりもむしろ、パウエルFRB議長の議会証言が大きいのかもしれない。議長は「インフレに関する『一過性』の表現を止める時が来た。数カ月早い資産購入ペース縮小終了の検討は可能で、次回FOMCで協議する」と述べた。オミクロン株への警戒感で議長も慎重姿勢を堅持すると思われていたが、意外にもタカ派にシフトした印象が強い。この証言で幅広い銘柄に売りが強まり、ダウ平均の下げ幅は600ドルを超えている。

 全面安の中、銀行やエネルギーが下落しているほか、旅行レジャー関連、産業が下落。IT・ハイテク株はアップルは上昇しているものの、その他の主力株は揃って下落しており、ナスダックの下げ幅は一時2%超に達した。

 銀行株については、米国債の動きに敏感に反応している模様。パウエルFRB議長の証言を受けて、短期ゾーンはプラスに転じているものの、長期ゾーンはマイナス圏での推移が続いている。イールドカーブはフラット化が大幅に進んでおり、銀行の金利収入にとってはネガティブな一面もある。

 一部からは、オミクロンが世界の株価上昇を頓挫させることはないとの強気な見方も出ている。オミクロン株のような散発的な後退は、自然免疫およびワクチンによる獲得免疫の広がりと死亡率の大幅な低下、および新しい抗ウイルス治療の普及という背景に照らして見るべきだという。パンデミック後の正常化が2022年には進展すると予想しており、相場上昇は緩やかなものの、持続するとの見方を示している。

JPモルガン<JPM> 158.83(-2.40 -1.49%)
バンカメ<BAC> 44.59(-1.00 -2.19%)
シティグループ<C> 63.66(-1.38 -2.12%)

アップル<AAPL> 163.18(+2.94 +1.83%)
マイクロソフト<MSFT> 330.03(-6.60 -1.96%)
アルファベット(C)<GOOG> 2868.35(-53.93 -1.85%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 327.71(-10.33 -3.05%)
ネットフリックス<NFLX> 655.53(-8.31 -1.25%)
テスラ<TSLA> 1131.48(-5.51 -0.48%)
アマゾン<AMZN> 3506.44(-55.13 -1.55%)
エヌビディア<NVDA> 322.17(-11.59 -3.47%)
AMD<AMD> 157.13(-4.78 -2.95%)
ツイッター<TWTR> 43.52(-2.26 -4.94%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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