クローガーが好決算も下落 事前のバイサイドの期待高く=米国株個別
食品チェーンのクローガー<KR>が下落。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高は減収となったものの予想ほどではなく、1株利益、売上高はともに予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。市場からはバイサイド(投資家)の事前の期待がかなり高まっていたことから、好決算ではあったものの失望感が大きかったのではとのコメントも聞かれた。
特に粗利益率が低下しており、予想も下回ったことが影響し、ボトムライン(最終利益)を圧迫したことが、投資家の失望感に繋がっているものと思われる。同社は決算説明会で、サプライチェーン問題に伴うコスト増は年内続くとの見方を示していた。
(5-7月・第4四半期)
・既存店売上高:-0.6%(予想:-2.9%)
・1株利益(調整後):0.80ドル(予想:0.66ドル)
・売上高:316.8億ドル(予想:307.5億ドル)
・粗利益率:21.4%(予想:22.0%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.25~3.35ドル(従来:2.95~3.10ドル)(予想:3.09ドル)
(NY時間10:36)
クローガー<KR> 42.18(-3.95 -8.56%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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