【新興国通貨】ドル人民元は先週末にいったん下落も国有銀行がドル買いで値を戻し、週明けは落ち着いた動き~中国人民元
【新興国通貨】ドル人民元は先週末にいったん下落も国有銀行がドル買いで値を戻し、週明けは落ち着いた動き~中国人民元
中国人民元は週明けからの現水準前後での比較的落ち着いた動き。米雇用統計の弱さもあって、先週末に一時6月以来のドル安元高圏である6.4330台を付けるところまで値を落としたが、週末の引け間際に中国の国有銀行から大口のドル買い元売りが入り、現水準に近い6.4580前後まで上昇。
その後は6.45台前半から6.46にかけてのもみ合いが続いている。市場は国有銀行の買い上げに、当局の姿勢をうかがう流れとなっており、様子見ムードが広がっている面も。
対円では17円07銭台まで先週末に上昇後、ドル円の下げと、元安の動きもあって17円割れに。週明けは中国人民銀行の対ドル基準値が元高設定となったことなどを好感し、17円03銭台を付ける動きも、その後は上値が重く、午前中に17円割れを付ける場面も。
USDCNY 17.008
執筆者 : MINKABU PRESS
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