ウーバーが決算受け時間外で下落 ドライバー確保のコストが利益圧迫＝米国株個別

　配車サービスのウーバー・テクノロジーズ＜UBER＞が時間外で下落している。通常取引終了後に４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株損益は予想ほどの赤字ではなかったほか、売上高は予想を上回った。ブッキングも予想以上だった。ただ、ＥＢＩＴＤＡの赤字が予想以上だったことが嫌気されている。ドライバー確保のために多額のコストを費やしたことが利益を圧迫した。長期的な労働モデルの信頼性に疑問が生じている。同社のコスロシャヒＣＥＯは声明で「ドライバーに投資することで回復への投資となり、大きな前進を遂げた」と述べた。

　アナリストからは「われわれが求めているのは、食事の配達を超えた継続的な拡大で、１、２時間以内で何でも配達することだ」と述べていた。

（４－６月・第１四半期）
・1株損益（調整後）：-0.11ドル（予想：-0.44ドル）
・売上高：39.3億ドル（予想：37.2億ドル）
・ブッキング：219億ドル（予想：209.3億ドル）
　　配達：129.1億ドル（予想：123.5億ドル）
　　モビリティ：86.4億ドル（予想：82.6億ドル）
・EBITDA（調整後）：-5.09億ドル（予想：-3.25億ドル）
・月間プラットホーム・カスタマー：1.01億人（予想：1.01億人）

（７－９月・第３四半期見通し）
・ブッキング：220～240億ドル（予想：224.1億ドル）
・EBITDA（調整後）：-1億ドル以下（予想：-0.95億ドル）

（NY時間16:53）
ウーバー＜UBER＞　38.36（-3.45　-8.25%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美