米国防総省、マイクロソフトとのJEDIクラウド契約破棄 アマゾンが上昇=ダウ採用銘柄
米国防総省がマイクロソフト<MSFT>とのJEDIクラウド契約を破棄した。米国防省と大手テクノロジー企業との間で数年間の交渉が行われた後に決定されたという。代わりにマイクロソフトとライバルのアマゾン<AMZN>との間で作業を分割する意向が示されている。
米国防省は2019年にマイクロソフトと100億ドルのクラウドコンピューティング契約を結んだ。マイクロソフトとの単独契約に当初から激しく異論も出ていた。
米国防総省は声明で、「テクノロジー環境の変化に伴い、長い間延期されていたJEDIクラウド契約が国防総省の能力ギャップを埋める要件を満たさなくなっていることが明らかになった」と述べた。
代わりに米国防総省は「マルチベンダー」プロジェクトの計画を発表し、企業は限定するものの、マイクロソフトとアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)といった複数の企業から提案を求める方式に変更。契約条件を満たせば、他の企業の入札も検討されるという。
このニュースを受けアマゾン株は上昇する一方、マイクロソフトは軟調に推移している。
(NY時間13:17)
アマゾン<AMZN> 3642.47(+131.49 +3.75%)
マイクロソフト<MSFT> 276.62(-1.03 -0.38%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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