テスラが反落 アナリストが目標株価を660ドルに引き下げ 複数のマイナス面を指摘=米国株個別
テスラ<TSLA>が反落。アナリストが目標株価を従来の730ドルから660ドルに引き下げた。投資判断は「中立」。複数のマイナス要因を指摘している。電気自動車(EV)に関する最新の消費者調査では、テスラ全体では堅調だったものの、今後の勢いは競合他社に有利になる可能性が高いと指摘。
また、中国市場を特に懸念として挙げている。中国でのテスラ車の需要の勢いが鈍化している。調査では、中国国内ブランドのBEV(バッテリー式電気自動車)がテスラと比較してさらに成長していることが示唆されているとしている。これにより、テスラは追加値引きを実施せざるを得なくなる可能性があり、粗利益率が低下すると指摘した。
また、欧州での「モデルY」の発売の遅れ、フルセルフドライブ(FSD)の展開、フリーモントでの次世代4680バッテリーもセンチメントを圧迫しているとしている。パフォーマンス向上のためには、ソフトウェア/FSDの面での先導について、新たな確固たる証拠が必要だという。
(NY時間10:17)
テスラ<TSLA> 676.08(-12.64 -1.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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