患者が通院を避ける中で、アッヴィの決算は予想外に底堅い=米国株個別
医薬品のアッヴィが1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力薬である抗炎症薬「ヒューミラ」が予想を上回る収益をあげた。また、通期1株利益の見通しも上方修正している。
パンデミックで通常の患者が通院を避ける中で、同業他社は苦戦を強いられていたが、同社は予想外に底堅い決算や見通しを発表していた印象。同社は5つの期待される承認を含め、今年の業績を支援しそうな新製品が用意されている。
ただ、株価は一時112ドル台まで上昇したものの、その後は戻り売りに押され小幅安に転じている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.95ドル(予想:2.78ドル)
・売上高:129.4億ドル(予想:127.7億ドル)
ヒューミラ:48.7億ドル(予想:47.5億ドル)
イブルビカ:12.7億ドル(予想:13.1億ドル)
・粗利益率(調整後):83.6%(予想:83.0%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):12.37~12.57ドル(従来:12.32~12.52ドル)(予想:12.40ドル)
(NY時間10:17)
アッヴィ 110.86(-0.03 -0.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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