オラクルが好調な決算発表 ただ、更なる力強さが欲しいとの声も=米国株個別
オラクルが上昇。前日引け後に9-11月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウドベースのアプリケーションへの需要が強まっており、従来型の需要減を相殺している。企業財務管理用アプリ「フュージョン」の販売が33%伸びたほか、中小企業向け財務会計ソフト「ネットスイート」は21%増加した。
12-2月期の見通しも予想を上回る内容を示した。低迷が続いたクラウドコンピューティング技術の需要改善を見込んでいる模様。
同社は「TikTok」の技術パートナー兼クラウドコンピューティング・サービスプロバイダーを目指している。ただ、米当局が審査中ということもあり、最新情報は示さなかった。
今回の決算を受けて目標株価を若干引き上げたアナリストも数名いたが、多くは様子見としている。オラクル株に強気になるには、更に力強い売上高の伸びが欲しいとのコメントも聞かれた。
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.06ドル(予想:1.00ドル)
・売上高:98億ドル(予想:97.9億ドル)
クラウド・ライセンス:71.1億ドル(70.5億ドル)
サービス:7.52億ドル(予想:7.48億ドル)
ハードウエア:8.44億ドル(予想:8.37億ドル)
(12-2月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.09~1.13ドル(予想:1.04ドル)
・売上高:2~4%増(予想:1%増)
(NY時間09:43)
オラクル 60.38(+0.90 +1.51%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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