ティファニーが好調な決算を発表 中国やeコマース販売が好調=米国株個別
ティファニーが8-10月期決算(第3四半期)を発表しており、既存店売上高がプラスに転じたほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。中国での販売が前年比で70%伸びたほか、既存店売上高は2倍となった。eコマース販売も全世界で92%の伸びを示し、全市場で好調だった。
第4四半期については、売上高は1桁台半ばの減収を見込んでいるほか、1株利益については1桁台後半の伸びを見込んでいる。同社は来年の1-3月期にLVMHとの合併を予定しており、ティファニーとしては今回の決算が最後となるが、具体的な合併日付がまだ確定していないため、第4四半期の見通しにはLVMHとの合併費用は含まれていないという。
株価はLVMHによる買収価格が131.50ドルと決まっていることから、特に大きな反応はなく、前日付近での推移となっている。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:1%
米国:-14%
APAC:+36%
日本:-5%
欧州:-9%
・1株利益(調整後):1.11ドル(予想:0.63ドル)
・売上高:10.1億ドル(予想:9.7億ドル)
・粗利益率(調整後):63.8%(予想:61.7%)
(NY時間09:45)
ティファニー 131.51(+0.03 +0.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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