連休中ドル円は104.00近辺から105円台回復とやや振幅目立つ展開

見通し 

連休中ドル円は104.00近辺から105円台回復とやや振幅目立つ展開

リスク警戒の動き広がり円買いドル買い、火曜日はドル買い優勢で
ユーロドルは一時1.16台も。

【18日の東京市場】ドル安円高強まる

 連休前の市場でドル円は頭の重い展開となった。
東京市場からややドル売りが優勢になると、海外市場で一時104円30銭前後まで値を落とした。
目立った材料が出たというよりも
米FRBのゼロ金利政策の長期維持期待や、大統領選でのバイデン前副大統領の優勢などがドルの重石に。

 ユーロドルの頭が抑えられており、1.18台での推移に終始した。
ポンドドルが1.30近くまで上昇した後値を落とすなど不安定な動き。
その分クロス円での円高が目立つ格好に。

【21日の市場】一時円高ドル高、その後円高には調整

 連休明けの市場は一時円高ドル高の動き。
ドル円は一時3月12日以来のとなる104円00銭近辺まで値を落とした。
英欧で感染拡大の動きが広がり、英国でロックダウン再導入への警戒感が強まる中で
リスク警戒の動きが広がった。
しかしNY朝に一気に円高を解消する動きとなり、ドル円は104円89銭まで上昇。
すぐに104円50銭割れとなるなど荒っぽい振幅を経て、NY午後に104円80銭近くまで上昇するなど
円安の動きは落ち着いた。
104円ちょうどからの売りが続かず、短期筋が一気に買いに回ったと見られた。

 ユーロドルはアジア市場でいったん上昇した後一転して売りが広がり、
1.1870台からロンドン市場で1.1770台まで、さらにNY市場で1.1730前後まで大きく値を落とした。
ユーロ円も123円台後半から122円50銭台まで値を落とした。
ドイツ・バイエルン州の中心地ミュンヘンで木曜日からプライベートな集会での人数制限導入などの報道が
ユーロの重石となった面も。
 NY朝の円高に対する調整で、ユーロ円も122円50銭台から123円40銭台まで急騰。
その後いったん上昇分を解消する派手な振幅も、NY午後に123円30銭台を付けるなど、円売りに。

【22日の市場】ドル買い優勢、一時ドル円105円台、ユーロドル1.16台。

 ドル円は104円台後半を中心とした動きとなった。ロンドン市場で104円台半ば割れも
21日の急速な円売りの解消が意識され突っ込んだドル売り円買いには慎重姿勢も。
NY午前には105円台を回復するなど、ドル買い円売りの動きが優勢も
大台を維持出来ず、NY午後は104円台後半に。

 ユーロドルは1.1720前後まで一時値を落とした後、1.1760台を回復も、
その後再び安値圏に。
ロンドン午前に安値を支えた1.1720を割り込んだことで売りに勢いがついたこともあり、
1.16台を付けるところまでユーロ売りドル買いが強まった。

【本日の見通し】リスク警戒感継続

 ドル円は安値から回復も、リスク警戒の動きが継続している。
リスク警戒の動きがドル全面高につながっている格好。
大統領選でのバイデン候補の優位な選挙戦、
英国・欧州での新型コロナウイルス感染拡大の動きなどが世界的なリスク警戒に。
ユーロに関しては今月初めの1.20台達成以降完全に流れが変わった可能性もあり、
ユーロドル主導でのドル高が進む流れに。

 ドル円はドル高と円高に挟まれる分やりにくさも。
104円台後半を中心に、流れを見極める展開か。
クロス円はもう一段の下げがありそう。戻りでは売り意欲も。

【本日の戦略】クロス円の戻り売り

 クロス円の戻り売りが基本か。
ドル買い円買いの流れが継続しており、ドル円はやややりにくい。
105円台が重くなるようだと売りからのトライ。
ユーロドルも売りからだが、1.16台での売りはややリスクが高い印象。戻りでの売りを狙いたいところ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《9/18 金曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  104.74  1.1848  124.10
高値  104.87  1.1870  124.31
安値  104.27  1.1826  123.44
終値  104.57  1.1840  123.83
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《9/18 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  23360.30 +40.93
DOW   27657.42 -244.56
S&P    3319.47 -37.54
Nasdaq  10793.28 -117.00
FTSE   6007.05 -42.87
DAX   13116.25 -91.87
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《9/18 金曜日の商品市場》
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=41.11(+0.14 +0.34%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1962.10(+12.20 +0.63%)
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《9/18 金曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
消費者物価指数(8月)08:30
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.3%(前年比)
結果 -0.4%
予想 -0.4% 前回 0.0%(生鮮食料品除くコア・前年比)

【英国】
小売売上高(8月)15:00
結果 0.8%
予想 0.8% 前回 3.7%(3.6%から修正)(前月比)
結果 2.8%
予想 2.7% 前回 1.4%(前年比)
結果 0.6%
予想 0.4% 前回 2.1%(2.0%から修正)(除自動車燃料・前月比)
結果 4.3%
予想 4.2% 前回 3.1%(除自動車燃料・前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ生産者物価指数(8月)15:00
結果 0.0%
予想 0.0% 前回 0.2%(前月比)
結果 -1.2%
予想 -1.4% 前回 -1.7%(前年比)

ユーロ圏経常収支(7月)17:00
結果 166.0億ユーロ
予想 N/A 前回 207.0億ユーロ(季調済)
 
【カナダ】
小売売上高(7月)21:30
結果 0.6%
予想 1.0% 前回 22.7%(23.7%から修正)(前月比)
結果 -0.4%
予想 0.5% 前回 15.5%(15.7%から修正)(コア・前月比)

【米国】
経常収支(2020年第2四半期)21:30
結果 -1705.0億ドル
予想 -1600.0億ドル 前回 -1115.0億ドル(-1042.0億ドルから修正)(経常収支)

景気先行指数(8月)23:00
結果 1.2%
予想 1.3% 前回 2.0%(1.4%から修正)(前月比)

ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
結果 78.9
予想 75.0 前回 74.1
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《9/18 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【NZ】
*ロバートソン財務相 
NZ経済は新型コロナウイルスによる景気後退から回復し、堅調に見える。
NZ中銀は3月までOCRを維持するとの姿勢を示し、確実性を提供した。
経済の安定性や力強い回復を今後数四半期にわたって確認する必要。
NZ中銀も今後こうした状況を考慮していく。
来年のNZ中銀の決定に至るまで、経済がどのように進んだかを確認。
以前のレベルとはいかないが、2021年初頭から留学生が戻ることができるように取り組む

【日本】
*黒田日銀総裁
景気改善ペースは緩やかな見込み。
失業率は落ち着いている、対策が寄与。
日銀、新政権とともに経済を支え続ける。
日銀は新型コロナの影響を注視していく。
(アジア開発銀行年次総会総裁セミナー)

【米国】
*ブラード・セントルイス連銀総裁
財政政策は赤字を拡大させるが、必要なこと。
FRBの政策行動は米国を回復ための好位置に置く。
低金利は債務返済の負担を軽減する。
しばらくは低金利が続くものと予想。
信用市場はオープンで人々は融資を得ることができる。
FRBの新戦略はインフレの2%到達を成功させるだろう。

*ボスティック・アトランタ連銀総裁
経済学はシステムがどう不均衡であるかを確認する必要。
人権侵害は人種的な富の格差の主な原因。
社会保障法は一部の人々を年金から除外。
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《9/21 月曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  104.52  1.1847  123.71
高値  104.86  1.1872  123.94
安値  104.00  1.1732  122.52
終値  104.65  1.1771  123.19
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《9/21 月曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経   休み
DOW   27147.70 -509.72
S&P    3281.06 -38.41
Nasdaq  10778.80 -14.48
FTSE   5804.29 -202.76
DAX   12542.44 -573.81
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《9/21 月曜日の商品市場》
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=39.31(-1.80 -4.38%)
ブレント先物11月限(ICE)(終値)
1バレル=41.44(-1.71 -3.96%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1910.60(-51.50 -2.62%)
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《9/21 月曜日に発表された主な経済指標》

【英国】
ライトムーブ住宅価格(9月)08:01
結果 0.2%
予想 N/A 前回 -0.2%(前月比)
結果 5.0%
予想 N/A 前回 4.6%(前年比)

【香港】
消費者物価指数(8月)17:30
結果 -0.4%
予想 -1.9% 前回 -2.3%(前年比)

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《9/21 月曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【英国】
*ハンコック英保健相 
新型コロナウイルス感染症を巡り、英国は転換点を迎えている。
感染拡大を防ぐための政府の規制に国民が従わなければ、全国的なロックダウン(封鎖措置)を再導入する可能性があると警告。
(20日ロイター)

【香港】
*香港金融管理局
カレンシー・ペッグ維持するために147.25億香港ドルを売却。
香港ドルが対米ドルで取引レンジの上限に達したため。

【ユーロ圏】
*ラガルドECB総裁 
ECBは必要なら政策を調整する用意。
回復の強さは引き続き極めて不透明。
回復は不透明、不均等、不完全。
ECBは為替レートを含めたあらゆるデータを精査。
ユーロの上昇、物価に下押し圧力をかけている。

【米国】
*クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
米経済はV字回復で改善。
初日からレストランの支援を希望していた。
回復は景気対策に依存していない。
暫定予算案には農家支援が追加されることが好ましい。
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《9/22 火曜日》
   ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  104.65  1.1771  123.19
高値  105.08  1.1774  123.28
安値  104.41  1.1692  122.66
終値  104.93  1.1708  122.86
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《9/22 火曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経   休み
DOW   27288.18 +140.48
S&P    3315.57 +34.51
Nasdaq  10963.64 +184.84
FTSE   5829.46 +25.17
DAX   12594.39 +51.95
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《9/22 火曜日の商品市場》
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=39.60(+0.29 +0.74%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1907.60(-3.00 -0.16%)
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《9/22 火曜日に発表された主な経済指標》

【香港】
経常収支(2020年第2四半期)17:30
結果 605.4億香港ドル
予想 N/A 前回 -88.6億香港ドル(-90.3億香港ドルから修正)(国際収支-経常収支)
結果 -155.1億香港ドル
予想 N/A 前回 258.1億香港ドル(国際収支-総額)

【米国】
中古住宅販売件数(8月)23:00
結果 600万件
予想 600万件 前回 586万件

【ユーロ圏】
消費者信頼感指数(速報値)(9月)23:00
結果 -13.9
予想 -14.7 前回 -14.7
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《9/22 火曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
【英国】
*ゴーブ英内閣府担当相
在宅での仕事が可能であれば、われわれは人々にそうするよう促す。
重点のシフトが行われる。
バーやレストランの営業を午後10時までとする新たな措置を今週導入する。
誰も望んでいない措置だが、「絶対に必要だ」
感染第2波でも学校は続けるべき。
今後6カ月間は厳しい時期となろう。
措置が長引かないよう望む。
(スカイニュースで)

*ベイリー英中銀総裁
英経済の回復は極めて急速なものだった。
第3四半期の回復は予想をやや上回る。
英経済の開封は水面下では非常に不均衡なもの。
失業は報じられているよりもおそらく高くなりそうだ。
投資が非常に弱い。
現時点では住宅市場が力強い。
英国の生産は2019年末時点と比較しておそらく7-10%低い。
新型コロナ感染再拡大は下方リスク広げよう。
必要であれば、政策を変更する用意ある。
金融政策を引き締める前に強い証拠が必要となろう。
米金融当局と同様に英中銀もインフレ目標回帰についてフレキシブルだ。
マイナス金利は政策手段にひとつとして設定しておくべき。
マイナス金利については現時点でそれ以上のことを話したくない。
技術的な作業に少し時間がかかる、マイナス金利。

*ジョンソン英首相
新型コロナの制限措置、6カ月続く公算大。
学校、専門大学、総合大学は引き続き開く
3月のような完全なロックダウンとはならない。
営業活動は新型コロナ対応のやり方で続けることできる
ステイホームできるオフィスワーカーは続けるべき。
飲食店などは午後10時に閉店を。
結婚式には最大15人まで参加。

【ユーロ圏】
*セフコビッチEU副委員長
ブレグジットに関するEUと英国の次回協議を9月28日に開催。

*パネッタECB理事
ECBの政策は少々やり過ぎのほうが消極的よりもリスクは小さい。

*EU首脳会談が延期
 ミシェルEU大統領は、今週24日、25日に予定されていたEU
首脳会談を、次週の10月1日、2日に延期すると発表した。

米2年債入札結果
最高落札利回り 0.136%(WI:0.134%)
応札倍率    2.42倍(前回:2.78倍)

*エバンス・シカゴ連銀総裁
・経済がパンデミック前の90%まで戻したことは驚き。
・ウイルス抑制に向け財政支援が用意されている。
・失業率は年末に7~7.5%、21年末に5.5%を見込む。
・失業率の見通しは財政支援が前提。
・より多くの国民が失業し、需要が減退することに懸念。
・財政支援が無ければ景気後退は大打撃。
・ファンダメンタルズを支援する追加財政支援は非常に重要。
・インフレが平均2%に到達する前の利上げは可能。

*米国での死者数が20万人に達する
 ジョンズ・ホプキンス大学の発表によると、新型ウイルス感染で
の米国での死者数が20万人に達した。

*パウエルFRB議長
財政と金融の相互に取り組めば、回復は早い可能性。
安定的な方法とウイルス抑制のもとでの経済再開が必要。
危機の間でも金融システムは安定。
米経済は回復を示している。
追加の財政政策が必要な公算。
雇用の回復は長い道のり。

*ムニューシン米財務長官
政府系ファンドは必要ないと考える。
次の支援策は子供や雇用が対象。
次の支援策は旅行やレストランを支援する必要。
経済の完全回復は時間の問題。
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《本日予定されている主な経済指標》

【NZ】
NZ中銀政策金利 11:00
予想 0.25% 現行 0.25% 

【日本】
全産業活動指数(7月)13:30
予想 1.3% 前回 6.1%(前月比)

【シンガポール】
消費者物価指数(8月)14:00
予想 N/A 前回 -0.3%(前月比)
予想 -0.5% 前回 -0.4%(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツGFK消費者信頼感(10月)15:00
予想 -1.0 前回 -1.8

ドイツ製造業PMI・速報値(9月)16:30
予想 52.0 前回 52.2

ドイツ非製造業PMI・速報値(9月)16:30
予想 53.0 前回 52.5

ユーロ圏製造業PMI・速報値(9月)17:00
予想 51.5 前回 51.7

ユーロ圏非製造業PMI・速報値(9月)17:00
予想 51.0 前回 50.5

【英国】
CIPS製造業PMI・速報値(9月)17:30
予想 54.3 前回 55.2

CIPS非製造業PMI・速報値(9月)17:30
予想 57.0 前回 58.8

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(18日までの週)20:00
予想 N/A 前回 -2.5%(前週比)

製造業PMI・速報値(9月)22:45
予想 52.5 前回 53.1

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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