ユーロ円は下げ続く Ifoはドイツの景気の落ち込みは予想よりも緩やか=NY為替
きょうもユーロ円は戻り売りが優勢となっており、122円台に下落している。リスク回避のドル買いが優勢となる中でユーロの戻り売りが続いており、ユーロ円も圧迫されている。前日の安値122.50円付近が目先の下値メドとして意識されるが、その下には100日線が122円台前半に来ている。
きょうはドイツのIfo経済研究所が最新の見通しを公表しており、ドイツの景気の落ち込みは予想よりも緩やかとの見方を示した。今年のドイツの成長率をマイナス5.2%と予測し、従来のマイナス6.7%から上方修正している。同所は「4-6月期の落ち込みは想定よりも小さく、足元での回復は予想よりも順調に進んでいる」と説明した。
ただ、ユーロ圏も再び感染拡大が報告される中で、ECBの追加緩和措置への期待も根強い。ECBのラガルド総裁は、ユーロ圏経済は回復が不透明であり、必要に応じて金融政策を再度強化する意向をあらためて表明した。
EUR/JPY 122.88 USD/JPY 104.98 EUR/USD 1.1705
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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