ダウ平均は一時900ドル超急落 感染第2波への不安で利益確定強める=米国株序盤
NY株式11日(NY時間09:46)
ダウ平均 26250.23(-739.76 -2.71%)
ナスダック 9790.14(-230.21 -2.31%)
CME日経平均先物 22220(大証終比:-800 -3.55%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は急落して始まっている。寄り付きから売りが先行し、ダウ平均の下げ幅は寄り付き直後に一時900ドルを超えた。前日のFOMCを通過して、調整の動きを強めているようだ。FRBは2022年までゼロ金利が維持される可能性を示唆し、パウエル議長もパンデミックが長期的な悪影響を与える可能性に言及。ハト派色が強かったFOMCだが、市場は既に織り込んでいた面もあったことから材料出尽くし感が出ているのかもしれない。
また、経済再開への期待とは裏腹に、米国での感染第2波の広がりが伝えられており、テキサス州では新たな感染者が1日としては最多を更新したほか、フロリダ州でも週間ベースで過去最多となった。米国では感染者が200万人を超えている。
経済再開と回復への期待感で米株式市場は買い戻しを強め、ナスダックは史上初の1万ポイント台に上昇した。さすがに過熱感も高まっていた中での感染第2波のニュースで、市場も一斉に利益確定売りを強めているようだ。
ほぼ全面安の中、エネルギーや産業、航空・旅行関連、銀行といった経済再開への期待で買い戻されていたセクターが売りに押されているほか、堅調だったIT・ハイテク株も利益確定売りを強め、ナスダックも2%超下落。
アルファベット(C) 1439.15(-26.70 -1.82%)
フェイスブック 231.71(-5.02 -2.12%)
ネットフリックス 438.47(+3.99 +0.92%)
テスラ 989.09(-35.96 -3.51%)
アマゾン 2618.11(-29.34 -1.11%)
エヌビディア 362.40(-12.27 -3.27%)
ツイッター 33.94(-1.20 -3.42%)
ダウ採用銘柄
J&J 146.62(-1.18 -0.81%)
P&G 119.24(+0.01 +0.01%)
ダウ・インク 41.39(-2.19 -4.93%)
ボーイング 191.45(-11.96 -5.52%)
キャタピラー 125.84(-6.60 -4.92%)
レイセオン 65.34(-3.02 -4.28%)
ビザ 194.44(-6.04 -3.03%)
ナイキ 98.43(-3.69 -3.60%)
ウォルグリーン 42.77(-1.51 -3.34%)
3M 158.18(-5.72 -3.43%)
エクソンモビル 48.52(-2.13 -3.98%)
シェブロン 93.14(-4.44 -4.37%)
コカコーラ 47.62(-1.00 -2.04%)
ディズニー 117.69(-4.49 -3.62%)
マクドナルド 191.77(-4.03 -2.02%)
ウォルマート 121.61(+0.45 +0.37%)
ホームデポ 248.41(-6.04 -2.35%)
JPモルガン 101.00(-5.06 -4.58%)
トラベラーズ 117.27(-3.71 -2.96%)
ゴールドマン 206.80(-6.72 -3.08%)
アメックス 102.77(-3.39 -3.07%)
ユナイテッドヘルス 300.39(-5.36 -1.73%)
IBM 124.67(-5.20 -3.94%)
アップル 347.41(-5.43 -1.58%)
ベライゾン 57.51(-0.54 -0.93%)
マイクロソフト 193.02(-3.82 -2.01%)
インテル 61.94(-1.93 -3.06%)
ファイザー 35.36(-0.56 -1.55%)
メルク 80.44(-1.33 -1.62%)
シスコシステムズ 46.28(-1.14 -2.37%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。