買い戻しの動きが続く 19900円-20200円のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
買い戻しの動きが続く
●10日のNY株式市場はトランプ大統領が打ち出す景気対策への期待から大幅反発。トランプ米大統領が「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気の下振れに備え、給与税減税や所得補償などの大規模な景気対策を検討する」と表明し、買い戻しが活発化。ダウは寄り付き後945ドル上昇した後は、景気対策で議会との調整が難航するとの見方から失速した。欧州や米国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いたことでマイナスに転じたが、その後ムニューシン米財務長官が「景気対策で超党派合意が近い」とコメントしたこと、また「所得税を年内ゼロ%にする」との報道が伝わると再び買いが優勢となり引けた。
ダウ工業株 25018.16(+1167.14)△4.89%
ナスダック 8344.25(+ 393.57)△4.95%
S&P500 2882.23(+ 135.67)△4.94%
●本日の日経平均は買い戻しの動きが続くと見る。CME日経平均先物の終値は1万9975円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万9867円と比べ110円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万0050円。
★日経平均株価のポイント
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2万0548円 5日線
2万0347円 3月9日高値
1万1975円 CME日経平均先物
1万9867円 昨日終値
●騰落レシオ(25日)57.33%
●今週の予定
11(水)
OPEC月報
米 --- USDA需給報告
英 1月 国内総生産(GDP)予測値
米 2月 消費者物価指数(CPI)季調値
12(木)
欧 1月 鉱工業生産
米 3月2日週次 新規失業保険申請件数
欧 3月 ECB理事会
13(金)
独 2月 消費者物価指数(CPI)
米 3月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
米 前週分 CFTC建玉明細
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。