米国利下げ後の円高を嫌気して続落 20600円-20900円のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

●3日のNY株式市場は緊急利下げ後に大幅反落。米連邦準備理事会は緊急の連邦公開市場委員会を開き、FFレートの誘導目標を1.50～1.75％から1.00～1.25％に0.5％引き下げることを全会一致で決定。ダウは一時381ドル上昇したが利下げはすでに織り込み済みであり、ダウは一時1000ドル近く下げた。なお、月内にもう一度利下げがあるとの見方も浮上し、米10年債利回りは一時0.90％まで低下した。

ダウ工業株　　　　　２５９１７.４１（－７８５.９１）▼２.９４％
ナスダック　　　　　　８６８４.０９（－２６８.０８）▼２.９９％
Ｓ＆Ｐ５００　　　　　３００３.３７（－　８６.８６）▼２.８１％

●本日の日経平均は米国利下げで円高を嫌気し、続落と読む。ＣＭＥ日経平均先物の終値は２万０８８０円で、昨日の東京市場の日経平均終値２万１０８２円と比べ２００円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は２万１０４０円。

★日経平均株価のポイント
　────────────
２万１０８２円　昨日終値
　２万０８８０円　ＣＭＥ日経平均先物
　２万０８３４円　3月2日安値
　２万０７００円　ＰＢＲ1倍

★騰落レシオ（25日）58.34％

●今週の予定

4（水）
中 2月 財新サービス業購買担当者景気指数(PMI)
独 2月 マークイットサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
欧 2月 マークイットサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
英 2月 マークイット/CIPSサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
米 2月 マークイット総合購買担当者景気指数(PMI)改定値
米 2月 マークイットサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値

5（木）
米 前週分 EIA週報
米 2月 ISM非製造業総合指数
米 2月24日週次 新規失業保険申請件数

6（金）
米 前週分 USDA輸出成約高
米 1月 製造業新規受注(前月比)
2月 雇用統計

7（土）
米 1月 消費者信用残高
中 2月 輸出入(前年比)
中 2月 貿易収支(USD)