北欧通貨の流れが変化する兆し、ノルウェークローネ反発へ=ロンドン為替
北欧通貨の流れが変化する兆し、ノルウェークローネ反発へ=ロンドン為替
きょうは年内最後のスウェーデン中銀とノルウェー中銀の政策金利発表が行われた。スウェーデン中銀は政策金利であるレポ金利をマイナス0.25%からゼロ%へ引き上げた。事前予想通り。スウェーデン中銀は2020年第4四半期、2021年第4四半期のレポ金利水準をいずれもゼロ%と予測した。つまり、今後2年間は据え置く見通しとしている。
一方、ノルウェー中銀は政策金利を現行の1.50%に据え置いた。こちらも事前予想通りの結果。クローネ相場下落は幾分のインフレ押し上げ要因、賃金の上昇は引き続き緩やか、などとしている。
発表後にノルウェークローネ買い・スウェーデンクローナ売りの反応が広がっている。スウェーデン中銀が今後利上げを休止するとのみ込みがSクローナ売りにつながっているようだ。これまで10月以降続いたノルウェークローネ売り・スウェーデンクローナ買いの流れは、足元で反転してきている。今後も反発が続くのかどうか注目される。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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