小動き=東京為替前場概況
東京外国為替市場中盤、ドル円は109円前半で小動き。先週後半にかけての円安・ドル高は一服。米中通商協議が第1段階目の合意に至り、金融市場の楽観的な雰囲気は
強まっているが、今月は109円後半が抵抗となっている。
今週は日銀金融政策決定会合や、英総選挙後で初めてとなる英金融政策委員会(MPC)が行われるが、今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(E
CB)は終了しており、年内で注目度の高いイベントは乏しい。来週はクリスマスであり、市場参加者の動意は限定的。
先週で上げが一服し、ユーロ円は121円後半、ポンド円は146円前半、豪ドル円は75円前半で調整含み。11月の中国小売売上高や鉱工業生産指数は堅調だったが、
特に材料視されていない。米中通商協議の最終合意の時期が依然として見えないなかで、中国の景気減速懸念は根強い。
日経平均株価は小反落。前引けでは前営業日比4.58円安の2万4018.52円
となった。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。