ブロードコムが好決算も下落 WIFI用チップ部門の減収見通しを嫌気=米国株個別
ブロードコムが下落。8-10月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の売上高見通しは245億ドルから255億ドルで、これには買収したシマンテックの事業も含まれており、市場予想の範囲内ではあった。
市場が嫌気しているのが、スマホメーカーからの受注を一部失ったことで、WIFI用チップ部門が減収となる見通しを示したこと。直接の言及はなかったが、今年2月に同社の最大顧客であるアップルと2年間の無線周波数(RF)チップ供給の契約を締結したが、ワイヤレス充電の部品については、STマイクロの部品に置き換わった。そのことが今回のWIFI用チップ部門の見通し繋がったものと見られている。
(8-10月・第4四半期)
・1株利益(調整後):5.39ドル(予想:5.38ドル)
・売上高:57.8億ドル(予想:57.3億ドル)
・粗利益率(調整後):69.9%(予想:70.1%)
・営業利益:30.2億ドル
・EBITDA(調整後):31.7億ドル(予想:32.9億ドル)
・研究開発費(調整後):7.82億ドル(予想:7.97億ドル)
(通期見通し)
・売上高:245~255億ドル
(NY時間11:17)
ブロードコム 313.87(-13.93 -4.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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