【今週の注目材料】ブラックフライデー!米クリスマス商戦スタート
11月28日が米国の感謝祭(サンクスギビングデー)、29日はブラックフライデーとなり、米国の年末商戦がスタートします。
米国の小売店が最も売り上げを見込める日と言われるブラックフライデー。米国の個人消費はGDP全体の約7割を占め、日本など他の先進国よりも高め。個人消費の動向が米景気の基礎となり、ひいては世界経済にも影響してくるだけに要注目です。
米国では、ここにきて家計の消費動向に影響を強く及ぼす雇用市場の勢いがなく、雇用者数の増加も一時に比べると低いものとなっているだけに、ブラックフライデーで個人消費の力強さを示せるかどうかが要注目です。
なお、木曜日の感謝祭が米国の祝日となった後、金曜日は一応平日となりますが、米国では金曜日にお休みをとって連休とする人が多く、株や債券なども短縮取引となりますので、週の後半にかけて市場は休場ムードとなります。動きはほとんど出ないと思われますが、米中通商協議動向をにらんだ政治相場だけに、要人発言などで雰囲気が変化すると、一気のドル売りorドル買いが入り、取引参加者が少ないだけに動きを支え切れずに一時的に大きな動きとなる可能性がありますので、取引に際しては注意が必要です。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。