ドル/円、米中報道に注意=外為どっとコム総研 神田卓也
ドル/円、米中報道に注意
8日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅安。109.50円を超えられずに伸び悩むと、トランプ米大統領が対中関税の撤回には同意していないと表明した事で109.00円台に押し戻された。ただ、売りが一巡すると109.20円台に値を戻すなど、200日移動平均線にサポートされて下値も堅かった。本日も、米中通商問題を巡る突発的な報道に注意しながらの相場展開となろう。なお、本日は米国がヴェテランズデーの祝日で、米債市場は休場となる。株と為替は取引が行われるが、参加者は限られる見込み。ドル/円は大きなニュースがなければ109円台前半を中心にもみ合う展開となりそうだ。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。