今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜の注目材料は
東京市場のドル/円は、英国の欧州連合(EU)離脱=Brexit問題を巡る不透明感から売りが先行しましたが、108.20円台で下げ渋るとその後は108.50円台に切り返すなど、小幅な値動きながらも底堅い展開となりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
10/21(月)
24:00 ホールデン英MPC委員講演
24:40 デギンドスECB副総裁講演
----- カナダ総選挙
※☆は特に注目の材料
19日に予定されていたBrexitに関する協定案の採決が先送りされた事で、市場のBrexit動向監視ムードも延長です。本日は、31日の離脱を変わらず模索するジョンソン英首相が、協定案について改めて議会採決の提案を行う可能性があるようです。ただ、下院議長がこの提案を認めるかどうかは不透明との事です。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。