【9月2日予想】暴落が起こるシナリオ
個人投資家の値下売りに注意
8月の株式市場が終了しました。
8月の各指標のパフォーマンスを見ると
・日経平均株価 ▲3.8%
・TOPIX ▲3.4%
・マザーズ指数 ▲7.0%
となっており、8月の日本株市場は大きく下落した月となりました。8月頭初旬に、米中の関税引き上げ発表により株価急落、その後リバウンドし今は小康状態といったところでしょうか。
需給面に注目し投資主体者別動向を確認すると、8月の日本株は、外国人が売り越し、事業法人と個人が買い越しという展開となっています。米国株が下落したことを受け外国人投資家が日本株を売り越す一方、事業法人と個人が買い支えているのが分かります。ただ個人投資家が売買のメインとなっているマザーズ指数が大きく下落しており、ここからさらに株価が下落した場合、追証を懸念した個人投資家の投売りが出てもおかしくはないと考えています。
米中の貿易摩擦懸念が激化し米国株が下落、それに追随する形で日本株も大きく下落し、個人投資家の投売りが出れば・・・・ 日本株は一気に暴落する可能性があります。
今のところ私はこのシナリオが起こる確率が30%はあると考えており、9月も引き続き要注意な月と考えています。
株価が上がってくれればよいのですが、今のところ紙一重でなんとか値を保っている状況だと考えます。9月も引き続き暴落に備えたトレードをおすすめします。1日の日経平均株価は大幅安(-100円~)と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。