ダウ平均は続落 強い米雇用統計の流れ引き継ぐ アップルとボーイングが下落=米国株序盤
NY株式8日(NY時間11:19)
ダウ平均 26808.71(-113.41 -0.42%)
ナスダック 8102.32(-59.47 -0.73%)
CME日経平均先物 21575(大証終比:+45 +0.21%)
週明けのNY株式市場でダウ平均は続落。先週末の強い米雇用統計を受けて今月末のFOMCでの利下げ期待が後退しており、株式市場を圧迫している。0.25%の利下げは60%程度の確率で温存されているものの、少なくとも0.5%の大幅利下げへの期待は大きく後退している。
CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは7月FOMCでの0.5%の利上げ確率は数パーセントまで低下した。もともと0.5%利下げはやや行き過ぎとも見られてはいたが、0.5%利下げへの期待が後退した分、利下げの9月延期の可能性を市場は見始めている。
その意味でも今週10日に下院金融委員会で行われるパウエルFRB議長によるの半期に一度の議会証言が何らかのヒントを与えてくれると注目している。今週はそのパウエル証言をにらみながらの展開となりそうだ。
先週のダウ平均は最高値を更新していたが、米雇用統計を受けて市場はFRBへの期待を修正しており、利益確定売りが優勢となっている。
きょうはアップルとボーイングの下落がダウ平均を圧迫。アップルはアナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を150ドルとした。向こう半年から1年にかけて、同社のファンダメンタルズは脆弱な状況に直面していると指摘。
ボーイングはサウジアラビアの格安航空会社フライアディールが737MAXの購入契約を撤回したことが嫌気されている模様。同型機の運航が停止してから正式に購入を取りやめる最初の航空会社となった。
アルファベット(C) 1116.27(-15.32 -1.35%)
フェイスブック 195.21(-1.19 -0.61%)
ネットフリックス 377.23(-3.32 -0.87%)
テスラ 231.14(-1.96 -0.84%)
アマゾン 1949.50(+6.59 +0.34%)
エヌビディア 156.78(-3.45 -2.15%)
ツイッター 36.52(+0.27 +0.74%)
ダウ採用銘柄
J&J 140.49(-0.08 -0.06%)
P&G 113.88(+0.73 +0.65%)
ダウ・インク 49.04(-0.27 -0.55%)
ボーイング 350.70(-5.16 -1.45%)
キャタピラー 135.53(+0.04 +0.03%)
ユナイテッド・テク 131.58(-0.96 -0.72%)
ビザ 176.21(-0.45 -0.25%)
ナイキ 87.64(+0.82 +0.94%)
ウォルグリーン 55.17(-0.02 -0.04%)
3M 170.12(-1.88 -1.09%)
エクソンモビル 76.40(+0.27 +0.35%)
シェブロン 123.89(+0.35 +0.28%)
コカコーラ 52.03(-0.08 -0.15%)
ディズニー 141.44(-1.01 -0.71%)
マクドナルド 211.70(+0.46 +0.22%)
ウォルマート 112.70(+0.72 +0.64%)
ホームデポ 212.82(+1.36 +0.64%)
JPモルガン 113.30(-0.19 -0.16%)
トラベラーズ 153.91(-0.18 -0.12%)
ゴールドマン 206.77(-1.13 -0.54%)
アメックス 125.05(-0.35 -0.28%)
ユナイテッドヘルス 245.50(-1.49 -0.60%)
IBM 140.89(-0.49 -0.35%)
アップル 199.82(-4.41 -2.16%)
ベライゾン 58.05(-0.27 -0.45%)
マイクロソフト 136.53(-0.54 -0.39%)
インテル 47.55(-0.53 -1.10%)
ファイザー 43.19(-0.73 -1.66%)
メルク 84.53(-1.07 -1.25%)
シスコシステムズ 56.42(-0.18 -0.32%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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